診療内容

卵巣がん・卵巣のう腫(腫瘍)

卵巣は子宮の左右に2個あります。親指大で、卵子を育てて排出する働きと同時に、女性ホルモンなどを産出して女性の健康に関わる大事な臓器です。卵巣のう腫(良性の卵巣腫瘍)はホルモンのバランスを崩すため異常出血の原因となったり、時に破裂したり、ねじれて(茎捻転)急激な下腹痛の原因になったりします。経腟超音波や腫瘍マーカーなどで経過を観察することも多いですが、徐々に大きくなったり、悪性を疑う所見がある場合は手術をお勧めします。

卵巣がんは、がん細胞が発生すると急速に進行するものもあり、がん検診で確実に早期発見できるということではありませんが、毎年検診を受けることで、たまたま発見することも少なくありません。遺伝性も関与していることもあり、近縁者に卵巣がんの既往がある方は進んで受診して下さい。